「福島県森林環境税」と「国の森林環境税」

更新日:2025年02月27日

福島県森林環境税(県税)

福島県では、県土の約70%を占める豊かな森林を県民共有の財産として守り育て、健全な状態で子ども達に引き継ぐために、平成18年4月から森林環境税を導入し、森林所有者や林業の枠組みを超え、「県民一人一人が参画する新たな森林(もり)づくり」に取り組んでいます。森林環境の保全及び森林をすべての県民で守り育てる意識の醸成に関する施策に広く活用しております。

福島県ホームページ(外部リンク)

森林環境税についての町ホームページ

森林環境税(国税)

平成30年5月に成立した森林経営管理法を踏まえ、パリ協定の枠組みの下における我が国の温室効果ガス排出削減目標の達成や災害防止等を図るための森林整備等に必要な地方財源を安定的に確保する観点から、平成31年3月に「森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律」が成立し、「森林環境税」及び「森林環境譲与税」が創設されました。

「森林環境税」は、令和6年度から、個人住民税均等割の枠組みを用いて、国税として1人年額1,000円を市町村が賦課徴収するものです。

総務省ホームページ(外部リンク)

林野庁ホームページ(外部リンク)

森林環境譲与税とは

平成31年度から譲与が開始。集められた森林環境税は都道府県・区市町村に按分されて譲与されます。これを森林環境譲与税といい、間伐等の「森林の整備に関する施策」と人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等の「森林の整備の促進に関する施策」に充てることとされています。

会津美里町の森林環境譲与税の使途

会津美里町でも活用しています!

本町では、県からの森林環境交付金を財源とし、様々な事業に取り組んでいます。

過去3年間に実施した事業について紹介します。

〔令和6年〕

  • 野生動物との共生森林の整備事業(2地区)4.93ha
  • 蓋沼森林公園景観支障木等伐採事業 0.31ha
  • 蓋沼森林公園緩衝帯整備事業 0.63ha
  • 蓋沼森林公園滑り台景観支障木伐採 5本
  • 白鳳山公園内枯アカマツ伐採撤去作業 5本
  • 相田のケヤキ保全伐採 
  • 蓋沼森林公園木橋改修 3箇所
  • 白鳳山公園木製案内看板設置 2基
  • 町内小中学校学習机、椅子148セット導入
  • 町内小学生を対象とした森林環境学習、木工クラフト教室

〔令和5年〕

  • 野生動物との共生森林の整備事業(6地区) 7.04ha
  • 蓋沼森林公園景観支障木等伐採事業 0.36ha
  • 白鳳山公園木製ベンチ2基、木製テーブル2基導入
  • 町内小中学校学習机、椅子147セット導入
  • 町内小中学校を対象とした森林環境学習

〔令和4年〕

  • 野生動物との共生森林の整備事業(3地区)7.36ha
  • 蓋沼森林公園景観支障木等伐採事業 0.06ha
  • 白鳳山公園木製ベンチ8基導入
  • 白鳳山公園アスレチック前木柵設置
  • 町内小中学校学習机の天板交換125枚
  • 町内こども園、子育て支援センターへの木製遊具の導入
  • 町内小中学校を対象とした森林環境学習

森林を守る野生動物との共生森林の整備事業

荒廃した森林の下刈りや除伐等により、野生鳥獣との共生を目的とした緩衝帯(野生動物と人との生活圏を分ける地帯)を創出しました。

緩衝帯施工前2024

施工前山の際が藪化したことで林内は1m先でさえ見通しが悪く、野生動物が身を潜めやすい絶好の通り道・住みかになっています。

緩衝帯施工後2024

施行後山の際沿いに藪の刈払いをしたことで、見通しがよくなり野生動物の隠れる場所がなくなりました。

「森林を守る」景観支障木等伐採事業

蓋沼森林公園(台東区の森・管理事務所前駐車場)からの眺めの支障となっている草木を整備することで、会津盆地が一望できる本来の眺めを取り戻すと共に森林整備を実施しました。また、園内遊歩道における倒木や枯れ木の処理を行います。

景観支障木伐採施工前

施行前本来であれば桜の木越しに会津盆地が望めるベンチですが、生育した樹木で何も見えなくなっていました。

景観支障木伐採施工後

施行後除伐等を実施したことで、本来の眺望を取り戻すことができました。

「木材を使う」県産材の利活用事業

県産材の利活用として、本町の様々な場所へ木製品を導入しています。

白鳳山公園「テーブルとベンチ」

木製大型遊具

子育て支援センター「木製大型遊具」

木製積み木

こども園「木製積み木」

木製看板

白鳳山公園「木製案内看板」

木橋

蓋沼森林公園遊歩道「木橋」

学習机・椅子

町内小中学校「学習机・椅子」

学習机・椅子

授業風景

「学ぶ・参加する」森林環境学習

町内の小中学生を対象に森林に対して興味関心を持ってもらうため、一年を通して校外学習が実施され毎年多くの子供たちが自然について学んでいます。

森林観察

蓋沼森林公園や白鳳山公園等で、もりの案内人より生き物や木の種類を教えてもらい自然に触れ合います。

林業体験

もりの案内人から、林業の流れやノコギリなど道具の安全な使い方を教えてもらいながら実際に木を切る体験をします。

森林×クイズ

〔令和6年6月3日〕高田小4年生を対象に、町職員による森林クイズを行いました。

木工クラフトとオリジナルしおり教室の様子

〔令和6年8月6日〕町内小学生を対象に「夏休み特別企画!木工クラフト&オリジナルしおり教室」を開催しました。

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興課 森林環境対策室
〒969-6292 福島県大沼郡会津美里町字新布才地1番地
電話:0242-55‐1191
ファックス:0242-55-1199
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