地震に対する備え
地震が発生したとき、被害を最小限におさえるには、日ごろから地震について関心を持ち、いざというときに落ち着いて行動できるよう、正しい心構えを身につけておくことが必要です。次のようなことを、普段から心がけ、いざというときに適切な行動ができるようにしておきましょう。
家族でよく話し合っておきましょう
大地震のとき、家族があわてずに行動できるように、ふだんから次のようなことを話し合い、それぞれの分担を決めておきましょう。
- 家の中でどこが一番安全か
- 救急医薬品や火気などの点検
- 幼児や老人の避難はだれが責任をもつか
- 避難場所、避難路はどこにあるか
- 避難するとき、だれが何を持ち出すか、非常持出袋はどこに置くか
- 家族間の連絡方法と最終的におち会う場所はどこにするか
- 昼の場合、夜の場合の家族みんなの分担をはっきり決めておく
非常持出品を準備しておきましょう
避難が必要な場合、避難場所での生活に最低限必要な物を準備し、また、けがをしたときに応急手当できるよう応急医療品などもリュックサックやディパックなど背中に背負えるものに入れて、いつでもすぐに持ち出せるようにしておきましょう。
非常持ち出し品の例
印鑑、預金通帳、懐中電灯、ロウソク、手袋、水、携帯ラジオ、現金、ライター、ナイフ、非常用食品、缶切り、救急医療品、衣類、予備の電池、など
乳児がいる場合は、ミルク、ほ乳瓶、紙おむつ、など
非常持出袋の目安
目安として、男性で15キログラム以下、女性で10キログラム以下にまとめましょう
夜間の地震発生に備え、寝室に懐中電灯や、床に飛散したガラスによるけがを防ぐために厚手のスリッパや運動靴などを用意しておくのも良いでしょう。
火災に備え、消火器などを備えておきましょう
万一の出火に備え、消火器や消火用バケツなどをすぐに使える場所に用意しておきましょう。また、風呂の水は常にためておくように心がけましょう。
火災が発生したときに確実に消火できるよう、普段から防火訓練や防災訓練に参加し、消火器の使い方になれておきましょう。
家具の転倒や落下物でけがをしないよう備えましょう
- 冷蔵庫や家具などの転倒でけがをしないよう、ホームセンター等で販売されている固定金具等で転倒防止の措置を講じておきましょう。
- シャンデリアなど重量のある照明器具は確実に固定しておきましょう。
- 重い物や硬い物は棚や家具の上などの高いところには置かないようにしましょう
ブロック塀や石塀、ベランダなどの安全点検をしておきましょう
- ブロック塀や石塀などが転倒すると大変危険です。傾いていないか、ひびが入っていないか、鉄筋がきちんと入っているかなど、工事業者等と相談して点検し、必要があれば補強工事をしておきましょう。
- ベランダや看板など、地震により落下する場合がありますので、金具が錆びていないか、強度は十分に確保されているかなど、施工業者と相談して点検し、必要があれば補強工事をしておきましょう。
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更新日:2023年05月01日