令和7年4月より帯状疱疹ワクチン定期予防接種が始まりました
帯状疱疹とは
帯状疱疹とは、水ぶくれを伴う発疹(水疱)が皮膚に分布している神経に沿って帯状に広がる病気です。一般的に水疱がみられる2、3日前からかゆみや痛みを感じるようになり、1週間程度たつと水疱の多発や発熱、頭痛といった症状がみられることもあります。通常は2から4週間で皮膚症状が治まります。
子どものころに水痘(水ぼうそう)にかかると、水痘・帯状疱疹ウイルスが体の中で長期間潜伏感染し、加齢や疲労によって免疫が低下した際などに「帯状疱疹」として発症します。また、皮膚症状が治った後も、長い時間痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」になる可能性があります。
50歳以上の方に起こりやすく、80歳までに約3人に1人がかかるといわれています。帯状疱疹を疑う症状に気づいたら早めに医療機関を受診し、治療を開始することが大切です。
予防方法について
帯状疱疹は、免疫力の低下が原因で発症しますので、生活習慣病を防ぐのと同じように、「食事のバランスに気をつける」、「質のいい睡眠と十分な栄養をとる」など、日ごろから体調管理を心がけることが大切です。十分な休息をとりながら、免疫力の維持を心がけ、免疫力を低下させる疲労やストレスのない規則正しい生活を送りましょう。
予防接種について
対象者
令和7年4月より一定の年齢の方へ定期接種が始まりました。
年度末年齢 | 令和7年度の対象年齢の方 |
65歳 | 昭和35年4月2日から昭和36年4月1日生 |
70歳 | 昭和30年4月2日から昭和31年4月1日生 |
75歳 | 昭和25年4月2日から昭和26年4月1日生 |
80歳 | 昭和20年4月2日から昭和21年4月1日生 |
85歳 | 昭和15年4月2日から昭和16年4月1日生 |
90歳 | 昭和10年4月2日から昭和11年4月1日生 |
95歳 | 昭和 5年4月2日から昭和 6年4月1日生 |
100歳以上 |
大正15年4月1日以前の生まれ 令和7年度のみ100歳以上の方全員が対象となります。 |
2.接種日に60から65歳未満で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障がいを有する方でその障がいの程度が、身体障害者手帳1級の方
接種期間
令和7年4月から令和8年3月31日まで
接種方法・自己負担額
2種類のワクチンのうちいずれかを選択して接種します。
(異なるワクチンを組み合わせて2回接種することはできません)
ワクチンの種類により、接種回数や効果、副反応が異なりますので、医師とご相談ください。
ワクチン名 | 接種方法 | 自己負担額 |
1 生ワクチン 乾燥弱毒性水痘ワクチン 製剤名「ビケン」 |
0.5mLを1回皮下に接種する。 | 2,500円 |
2 組換えワクチン 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン 製剤名「シングリックス」 |
1回0.5mLを2か月以上(標準的には 2から6か月)あけて、2回筋肉内に接種する。 接種期限内に2回接種するためには、 1回目を令和8年1月末までに接種してください。 |
1回6,500円
|
生活保護受給者は、無料となります。
実施機関
県内の高齢者の帯状疱疹予防接種を実施している医療機関
予防接種を希望される方は、予約をしてからお受けください。
注釈 組換えワクチンを接種される場合は、原則1回目・2回目共に同じ医療機関で接種してください。
医療機関 | 実施するワクチンの種類 | 予約 | 接種開始時期 | |
生ワクチン | 組換えワクチン | |||
高田厚生病院 (電話:0242-54-2211) |
可 | 可 | 要 | 4月21日(月曜日)から |
こばやしファミリークリニック (電話:0242-55-0388) |
可 | 可 | 要 | 4月21日(月曜日)から |
吉川医院 (電話:0242-56-3358) |
可 | 可 | 要 | 5月12日(月曜日)から |
もこぬま内科消化器科医院 (電話:0242-56-5622) |
可 | 可 | 要 | 5月12日(月曜日)から |
留意事項
・対象者は年度ごとに異なるため、対象の方が定期接種を受けられるのは、該当年度
の1年間のみ(令和8年3月31日まで)(生涯に1回限り)です。
・対象年齢に達していない場合や町が定めた接種期間外に接種した場合は任意接種となり全額個人負担となります。
・過去に帯状疱疹にかかったことがある方でも、定期接種(費用助成)の対象となります。
・過去に帯状疱疹予防接種を受けたことがある方は、原則、定期接種(費用助成)の対象外とはなりません。
例1)・過去に生ワクチン(ビケン)を1回受けた場合→接種完了(対象外となりません。)
例2)・組換えワクチン(シングリックス)を令和7年4月1日以前に任意で1回接種した場合
→残り1回は定期接種として助成の対象となります。その場合、1枚目の予診票を
ご使用になり、2枚目は破棄願います。
持参品
- マイナ保険証(マイナンバーカード)・健康保険証・資格確認書のいずれか
- 予診票(1回目の予診票にご記入のうえ、2枚目の予診票ははがさないでご持参ください。)
- 予防接種済証
- 自己負担金
注釈 60歳から64歳の該当者で接種を希望される方は、身体障害者手帳。
更新日:2025年04月21日