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福島県森林環境税

更新日:2024年03月01日

概要

福島県では、県土の約70%を占める豊かな森林を県民共有の財産として守り育て、健全な状態で子ども達に引き継ぐために、福島県森林環境税を導入し、森林所有者や林業の枠組みを超え、「県民一人一人が参画する新たな森林(もり)づくり」に取り組んでいます。

Q1.森林環境税って何?

A.平成18年4月から導入され県民均等割に加算して納めていただいているものです。

Q2.誰が納めるの?

A.県民均等割の納税義務者と同じです。

Q3.納める額は?

A.個人:年額1,000円

法人:年額 法人県民税均等割の10%相当額

Q4.森林環境税は何のために納めているの?

A. 私たちの生活にさまざまな恵みをもたらす森林を守り育て、次世代へ引き継ぐためです。福島県では森林環境税を活用し「県民一人一人が参画する新たな森林づくり」に取り組んでいます。

Q5.どんなことに使われているの?

A.「森林を守る」森林整備に必要な作業道開設や、間伐などを行い森林の有する多面的機能の発揮を促進します。

木材を使う」森林づくりにともなって発生する間伐材の有効活用と需要拡大を進めます(木材で暖を取るペレットストーブなど)

学ぶ、参加する」森林への理解を深め触れ合うことができる取組みを行います(小中学生を対象とした森林環境学習や植樹祭開催など)

調査、運営等」森林整備や、木材利用による効果等を調査し、周知を図ります。また、森林環境基金制度の適切な運営を行います。

会津美里町での取り組み

県からの森林環境交付金(森林環境税)を財源として、様々な事業に取り組んでいます。
過去の取り組みは下記よりご覧いただけます。

「森林を守る」野生動物との共生森林の整備事業

人と野生動物が共生していくためには、野生動物と人との生活圏を分ける地帯(緩衝帯)を作り、人里への進入ルートを減らすことが重要となります。町では、山の際から20m程度の雑草の草刈り等を行う緩衝帯の整備を実施しています。

過去の実績一覧

〔令和5年度〕八木沢、米沢、根岸、福永 、大石、白鳳山 計7.04ha

〔令和4年度〕米沢、寺入、白鳳山 計7.36ha

〔令和3年度〕旭寺入、宮川、西本、尾岐窪、米田 計9.20ha

〔令和2年度〕赤留、箕作、尾岐窪、関山、螺良岡、八重松 計8.20ha

〔令和元年度〕赤留、箕作、尾岐窪、関山、螺良岡 計6.91ha

緩衝帯整備施工前

【施工前】山の際が藪化したことで林内は1m先でさえ見通しが悪く、野生動物が身を潜めやすい絶好の通り道・住みかになっています。

緩衝帯整備施工後

【施行後】山の際沿いに藪の刈払いをしたことで、見通しがよくなり野生動物の隠れる場所がなくなりました。

「森林を守る」景観支障木伐採事業

蓋沼森林公園(台東区の森・管理事務所前駐車場)からの眺めの支障となっている草木を整備することで、会津盆地が一望できる本来の眺めを取り戻すと共に森林整備を実施しました。

過去の実績一覧

〔令和5年度〕管理棟駐車場付近 計0.36ha

〔令和4年度〕台東区の森付近 計0.06ha

景観支障木伐採施工前

【施行前】本来であれば桜の木越しに会津盆地が望めるベンチですが、生育した樹木で何も見えなくなっていました。

景観支障木伐採施工後

【施行後】除伐等を実施したことで、本来の眺望を取り戻すことができました。

「木材を使う」県産材の利活用事業

県産材の利活用として、本町の様々な場所へ木製品を導入しています。

過去の木材利用一覧

〔令和5年度〕

  • 学習机・椅子147セット
  • 白鳳山公園内あずま屋へ木製ベンチ2脚、木製テーブル2脚

〔令和4年度〕

  • 学習机の天板交換125枚
  • 白鳳山公園アスレチック前木柵の設置
  • 白鳳山公園内あずま屋へ木製ベンチの設置8脚
  • 町内こども園、子育て支援センターへ大型木製遊具の導入

〔令和2年度〕

  • 学習机・椅子159セット
  • 会津美里町立新鶴こども園  内装木質化

〔令和元年度〕

  • 学習机・椅子100セット

〔平成30年度〕

  • 学習机・椅子87セット
  • 町内こども園へ木製積み木の導入

白鳳山公園「テーブルとベンチ」

木製大型遊具

子育て支援センター「木製大型遊具」

木製積み木

こども園「木製積み木」

学ぶ、参加する(森林環境学習)

町内の小中学生を対象に森林に対して興味関心を持ってもらうため、一年を通して校外学習が実施され毎年多くの子供たちが自然について学んでいます。

森林観察

蓋沼森林公園や白鳳山公園等で、もりの案内人より生き物や木の種類を教えてもらい自然に触れ合います。

林業体験

もりの案内人から、林業の流れやノコギリなど道具の安全な使い方を教えてもらいながら実際に木を切る体験をします。

調査、運用等

森林整備に係る調査や森林情報システムに係る経費として活用しています。

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興課 森林環境対策室
〒969-6292 福島県大沼郡会津美里町字新布才地1番地
電話:0242-55‐1191
ファックス:0242-55-1199
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