お薬手帳を1冊にまとめてポリファーマシーを予防しましょう
ポリファーマシーとは
薬をたくさん服用しているために、副作用を起こしたり、きちんと薬が飲めなくなっている状態のことをいいます。多くの病気や体調不良などで、複数の医療機関や診療科を受診することにより、薬の種類が増えたり、似た成分の薬が重複して処方されることから、薬全体の把握や管理が難しくなり、ポリファーマシーが起こります。
服薬数が増加しています
生活習慣病や加齢に伴った症状が重なり、薬の処方が増加し、服用するお薬が増える傾向にあります。全国の保険薬局における調査では、75歳以上の約25%が7種類以上、40%が5種類以上の薬剤を処方されているという結果になっています。(厚生労働省:高齢者の医薬品適正使用の指針より)
薬を飲んでいてこのような症状はありませんか?
食欲低下・めまい・ふらつき・眠気・気分が沈む・おしっこが出にくい・便秘・もの忘れ など
これらはポリファーマシーの症状かもしれません。
ポリファーマシーを予防するには
すべてのお薬手帳を1冊にまとめましょう
- 複数の医療機関から処方された薬等の記録があることで、新たな薬が処方される際に、副作用や飲み合わせの悪い薬を避けることができます。
- 毎日飲んでいるサプリメントや健康食品がある場合には、そのことも薬剤師に伝えましょう。
- 電子版お薬手帳もあります。
薬が変わったり追加された際は注意しましょう
- 服用後に、いつもと違う症状がないか注意しましょう。
- いつ頃、どのような症状が出たのかメモしておきましょう。
自己判断で薬をやめたり減らしたりすることはやめましょう
- 気になることがあれば、医師や薬剤師に相談しましょう。
更新日:2023年12月05日