令和6年度決算に係る提言書を町へ提出
令和6年度決算に係る提言書を提出しました
令和7年9月19日、町へ提言書を提出しました。
写真左から、鈴木副町長、杉山町長、大竹議長、根本副議長、櫻井委員長
提言書
令和6年度一般会計歳入歳出決算については、物価高騰や大雪による除雪経費の増加等があった中で、歳入歳出差引額、実質収支は前年度を上回り、単年度収支16,720千円の黒字となったことは評価するところです。しかしながら、今後、会津若松地方広域市町村圏整備組合におけるごみ焼却施設整備事業等の大型事業等に伴う財政負担の増加などが見込まれることから、さらなる財政の健全運営に努めていただきたい。加えて、引き続き職員の資質向上を図り、行政の信頼を確保しつつ、危機意識の徹底と組織マネジメント力の強化に努め、コンプライアンスの徹底を維持していただかなければなりません。
また、令和8年度から始まる「会津美里町第4次総合計画」に掲げる政策遂行に向けては、さらなる経費の抑制が必要です。物価高騰の高止まりの中、限られた財源においても行政サービスの質の向上が求められています。
以上を踏まえ、以下、町第3次総合計画の7項目の政策について、第4次総合計画に引き継がれ、町民に信頼される行政サービスの執行に努められるよう提言します。
政策1自然に配慮した環境づくり
- 「ゼロカーボン宣言」に則し、資源ごみのさらなる分別の徹底と資源物回収施策を推進し、燃やせるごみの減量化を図ること。
 - 地球温暖化防止の啓発活動及び小中学生に対する環境教育を推進し、町民の環境保全に係る意識向上に努めること。
 - 町民の快適で便利な日常生活のための公共交通を維持するとともに、さらなる利用促進に努めること。
 
政策2安心で安全な暮らしづくり
- 自主防災組織の新規設立に向け、組織の必要性を地区住民へ丁寧に説明するとともに、啓発活動に努めること。
 - 防災意識の高揚のため防災訓練や広報紙等での啓発活動を図ること。
 
政策3健やかで人にやさしいまちづくり
- 悩みや不安がある町民が気軽に相談できる窓口の設置と医療機関等との連携を図った相談体制の充実に努めること。
 - 子育て支援のため、放課後児童支援員の資質の向上と利用者の利便性向上を図ること。
 
政策4元気と賑わいのある産業づくり
- 認定新規就農者の増加を図るため、機械施設の更新に係る補助を拡充し、持続可能な農業経営の支援を強化すること。
 - 有害鳥獣防除に、より一層の対策を講じること。
 - 耕作放棄地及び遊休農地について、さらなる集積及び利用促進を図ること。
 - 森林整備は森林の有する多面的機能を発揮する上で重要なことから、間伐や路網整備を行い、林業の振興を図ること。
 - 観光まちづくり体制の確立のため、民間活力を活かした取組を強化し、観光客の受け入れ体制の充実を図ること。
 
政策5学びあい未来を拓く人づくり
- 子どもの学力向上のため、教員の資質向上と指導力強化を図ること。
 - 学校・家庭・地域が連携協働し、地域全体で子どもを育てる体制を強化すること。
 - 文化財の適切な保存と地域文化継承のための活動に対する支援の充実と町民の理解醸成に向けた周知活動の強化を図ること。
 
政策6魅力と個性のある地域づくり
- 地域コミュ二ティの再生事業に対する支援の充実と地域おこし協力隊を活用した地域づくりの取組の強化を図ること。
 
政策7町民に信頼される行政の推進
- 町保有の公共施設について、利用者の意見を十分に聞いたうえで有効活用を図ること。
 - 職員の適正な労務管理に努めるとともに、人材の育成と事務能力向上のため研修等のさらなる充実を図ること。
 - 民間ノウハウを活用した質の高い行政サービスの提供を図るとともに、町民に寄り添った丁寧な対応に努めること。
 
以上、令和8年度の予算編成に反映することを提言する。
令和7年9月19日
会津美里町議会議長 大竹 惣
      
        
        
        
      
      
              
              
              
更新日:2025年09月24日