男女共同参画って何?
男女共同参画とは
「女だから」「男だから」、「これは女の仕事」「これは男の仕事」など、性別によって役割や仕事を決めつめるのではなく、男女がともに責任と喜びを分かち合って「自分らしく」「その人らしく」、個性や能力が発揮できる社会のことを言います。
しかしながら、会津美里町では、長い歴史の中で形成された性別による役割分担意識やしきたりなどが根強く残っています。
「これは男、これは女」と決め付けるのではなく、「これからは男も女も」というように、さまざまな分野に共同参画し新しい風が吹く明るい社会をきづいていきたいですね。
男女共同参画社会基本法 第2条
男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会。
参画って何?
会議や集会に単に「参加」するだけでなく、方針やルールを決めたりする場に関わるという意味合いです。
どうして男女共同参画の取り組みが必要なの?
私たちを取り巻く環境は、グローバル化の急速な進展、ライフスタイルの多様化や共働き世帯の増加、少子高齢化と本格的な人口減少時代を迎えています。
こうした現状を踏まえ「男性ばかりが仕事の責任を担うのではなく」、「女性ばかりが家事を負担するのではなく」、男女がともに能力を最大限発揮し協力しながら、あらゆる分野で共同参画することが求められています。
一人ひとりが活躍できる社会へ向けて、職場で、そして地域でどのように取り組んでいけば良いか一緒に考えて行かなければなりません。
男女共同参画で少子化をくい止められるの?
内閣府「少子化と男女共同参画に関する社会環境の国際比較報告書」(平成17年9月)では、女性の社会進出が進んでいる国ほど、合計特殊出生率が高い傾向にあると報告しています。
現在、日本の合計特殊出生率は世界的にみて非常に低い現状にあります。しかし、女性の労働力率が高いスウェーデン、アメリカなどは合計特殊出生率も高い位置にあります。
少子化と男女共同参画に関する社会環境の国際比較報告書は下記リンクをご覧ください。
また、女性の年齢階級別労働力率を国際的に比較してみると、日本、韓国は30歳代の前後にくぼみ(M字カーブ)がみられるのに対して、ニュージーランド、フランス、アメリカはくぼみが見られず、結婚や出産後も仕事を続けていることが分かります。
それは、政策の決定過程に女性の意見が多く反映されているからです。女性の意見が政策に反映されることにより、結婚や出産後も子育てしやすい環境整備が図られ、仕事を続けられるわけです。
管理的職業従事者、専門的職業従事者の国際比較 (PDFファイル: 245.7KB)
HDI,GDI,GEMの上位55カ国 (PDFファイル: 358.1KB)
女性の政策・方針決定参画状況調べより
会津美里町の審議会等における女性委員の登用率
町の政策決定の場への女性の登用率は20%前後です。まだまだ、女性の意見が反映されているとはいえません。
自分の意見がまちづくりにいかされ、自分の生活が楽になったり、困っている人の生活が少しでも楽になったらうれしいことですよね。
更新日:2023年05月02日