浄化槽の「維持管理」に関する質問

更新日:2023年03月31日

浄化槽の保守点検と清掃は、なぜ必要なのですか?

  • 保守点検は、消毒薬の補充、微生物の生育環境の整備やブロワのフィルター掃除などを行う作業です。
  • 清掃は、浄化槽内に溜まった汚泥を引き抜くなどの作業となります。

保守点検と清掃は浄化槽の機能を維持し、きれいな水質を確保するために必要ですので、必ず行ってください。

保守点検は年にどれくらい行えばよいですか?

  • 保守点検の回数は、浄化槽の種類や処理方式、槽の大きさなどによって異なりますが、家庭に設置されている浄化槽であれば、通常の使用状態において、4ヶ月に1回以上と定められています。
  • なお、消毒薬の補給などについては、保守点検の回数に関係なく適時行うことになっています。

保守点検はどのような業者に依頼すればよいのでしょうか?

  • 浄化槽の保守点検を委託する場合は、都道府県知事に登録した業者に依頼してください。
  • 保守点検は、浄化槽管理士という国家資格者しかできませんので、実際の保守点検業務の際には、身分の確認した方がよいでしょう。
  • また、保守点検委託契約書の締結をお勧めします。

保守点検は自分で行うことができますか?

  • 保守点検は浄化槽管理者が行うことになっています。浄化槽管理者とは一般家庭では、世帯主の方になりますので、法律上の問題はありません。
  • しかし、保守点検は国が定めた技術上の基準に従って行うことになっていますので、保守点検を適正に行うためには、専門的な知識や器具・機材が必要になりますので、自分で行う場合でもこの基準の遵守が必要となります。

清掃をしていれば、保守点検は必要ありませんか?

  • 清掃をしていても、保守点検は必要です。
  • 浄化槽に汚れた水が入り、きれいな水が出れば出るほど、汚いものは浄化槽の中に溜まることになりますので、定期的な清掃が必要となってきます。

清掃は年にどのくらい行えばよいのですか?

  • 浄化槽の清掃は年1回、古いタイプの全ばっ気型は、おおむね6ヶ月に1回とされています。
  • 使用状況によっては、汚泥などが生じ易いため、清掃の回数が多くなることもありますので、保守点検業者に確認してください。

清掃はどのような業者に依頼すればよいのでしょうか?

  • 浄化槽の清掃を委託する場合には、市町村長の許可を受けた業者に依頼してください。
  • また、清掃委託契約書の締結をお勧めします。
  • なお、清掃後には規定の水位まで水張りを行うことになりますので清掃業者と事前に打合せしておくことをお勧めします。
浄化槽(機能の診断)、モーター(モーターの点検)、浄化槽の蓋(汚泥の調整移送)、消毒剤(消毒剤の点検補給)のイラスト

一人住まいでも清掃は、年1回行わなければならないのですか?

  • 現行の法律では、年1回の清掃が義務付けられています。
  • 清掃には、汚泥の引き出しだけでなく、各単位装置の洗浄や引き出し後の槽内部の異常の確認などを行うことも含まれますので、年1回の清掃をお願いします。

清掃後、水道水を入れるのは何故ですか?

  • 浄化槽内に水が張ってあることにより、固体と液体の分離や浄化作用に役立つ微生物の生息環境を整えることができますので、清掃後には必ず水張りを行ってください。
  • なお、浄化槽内に水が張ってあることにより、水圧と土圧のバランスがとれ、浄化槽の破損などを防止する役目もあります。

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