【高田宮川】成人講座「怪物(モンスター)にならない!父母・祖父母に贈る“什の掟”」を実施しました
怪物(モンスター)にならない!父母・祖父母に贈る“什の掟”
イベント概要
子育て中の方や子ども達と関わる機会のあるみなさん!
社会の在り方が目まぐるしく変化していく現代において、果たして子ども教育の現場はどうなのでしょうか。時代の変化に伴い、親として、祖父母として、教育に携わる者として、子ども達に関わる者として、それぞれがアップデートをしていかなければなりません。
その一方で、昔からある教育に係る教えや考え方の中には、現代社会においても大切にしなければならない不朽不滅なものもございます。今回は子ども達の未来ために、教育の可能性について学んでいく特別な講座です。会津若松市教育委員会地域教育コーディネーターの成田正良氏を講師に招いて、みんなでアップデートしましょう!
開催日時
令和8年7月15日(水曜日) 13:30 から 15:00(開場13:00)
会場
複合文化施設じげんホール(会津美里町役場本庁舎内)
対象
町内にお住いの方や町内小中学校・認定こども園の保護者及び学校関係者の方
講師
成田 正良 氏(会津若松市教育委員会地域教育コーディネーター)
当日の様子

今回の講師は会津若松市教育委員会地域教育コーディネーターの成田正良さんです。成田さんは、小学校の校長先生をされていた経験もあり、こどもの教育現場には精通されております。
お会いしてみると大変気さくな方でとても話しやすく、参加された方々とも積極的にお話をされていました。
あいづっこ宣言とは
成田さんのお話は「あいづっこ宣言」から始まりました。そもそも、あいづっこ宣言とはなにか、みなさまはご存じでしょうか。
あいづっこ宣言とは、会津若松市で定められた、子どもたちの健全な精神と健やかな成長を願う行動規範です。江戸時代の会津藩で子どもたちの教育の基本となっていた「什の掟(じゅうのおきて)」(1800年代)を基に、現代の子どもたちにも理解しやすく、実践しやすいようにアレンジして、2002年に作られたものです。

会津若松市では、家庭・学校・地域が一体となって子どもたちを育てるための合言葉として、この宣言を普及させています。最後の「ならぬことは ならぬものです」という力強い言葉は、「什の掟」からそのまま引き継がれており、「理屈抜きに、してはいけないことはしてはいけない」という強い教えを表していますね。
「会津家訓十五箇条」と「什の掟」
あいづっこ宣言の基礎となった「什の掟」ですが、もともとは会津藩初代藩主の保科正之が1668年に定めた「会津家訓十五箇条」がベースとなっています。会津家訓十五箇条は、会津藩の藩主と家臣が代々守るべき「最高規範(絶対のルール)」です。単なる道徳的な教えにとどまらず、その後の会津藩の運命や存在意義を決定づけた非常に重要なものです。ここで説かれた「損得ではなく、正しいこと(義)を貫く」という実直で強固な精神は、「什の掟」や現代の「あいづっこ宣言」にも通じる、会津の気風の根幹となっています。
会津家訓十五箇条
什の掟
あいづっこ宣言の取り組み状況
会津若松市では、あいづっこ宣言を子どもたちに広く周知してもらうために、朝のあいさつ運動や暗証合格証の授与、絵手紙コンクールなどを実施しているそうです。また、地域においても、立て看板の設置や地区の取り組み(清掃活動など)へ対してあいづっこ宣言表彰、民間企業への普及活動事業も実施しているとのことでした。
現代を取り巻く環境
壇上の成田さん
現在の刑法犯少年の検挙人員は、平成16年以降減少傾向でしたが、令和4年以降は増加傾向だそうです。特に、SNSに起因する犯罪の被害者数は増加の一途をたどっています。
また、大人社会でもパワーハラスメントやカスタマーハラスメントが社会問題となっています。教育の現場においても、モンスターペアレントなど様々な問題が発生しているとのことです。
今こそあいづっこ宣言の精神をみんなで共有しよう
「このような現代社会を作り出したのは私たち大人であると同時に、今後の子どもたちの未来のためにも、私たち大人が人間力を磨いていかなければならない」との成田さんのお言葉がありました。子どもに教えるだけではなく、私たち大人も改めてあいづっこ宣言の心を理解し、実践していく必要がありますね。
成田先生、ありがとうございました
降壇されて直接対話をされました。
最後は参加者のみなさんと、質疑応答という形でお話をされました。参加者のみなさんも熱心に聞き入っておられて、時折笑顔も見られました。とても参考になったとのご意見・ご感想を多数いただきました。
最後に御礼をお伝えし、終了となりました。講師の成田先生、本当にありがとうございました。
この記事に関するお問い合わせ先
まちづくり政策課 宮川地域づくりセンター
〒969-6251 福島県大沼郡会津美里町永井野字宮前1706番地5
電話:0242-54-2340
ファックス:0242-54-2340お問い合わせフォーム
更新日:2026年06月19日