山野草に魅せられて

松本征雄さん

 会社に勤めている間は、仕事に追いかけられる毎日でした。定年後に何か趣味はないものかと思っているとき、友人から山野草の会に入会してみないかと誘われました。花の名前も育て方も知りませんでしたが、会員の方からいろいろなことを教わって、もう10年過ぎました。昨年定年になりましたが、今では会に入ってよかったと思っています。何気なく道端に小さく可憐に咲く花に足を止め、注意深く見るようになりました。
 春になると珍しい草花を探そうと、鹿沼や新潟方面へ散策に出かけ捜し求めています。昨年近所の方からシラネアオイの種をいただき、植えたところ、もう芽が出てきています。花をつけるのは3年後ですが、今から楽しみです。また、昨年より山野草会の園内(万葉の庭)の草花アルバムを作成しています。季節の草花の名前を覚えながら、今年は完成を目指しています。
 最近、草の斑入(異変植物)を集めることに興味を持ち始めています。また、草花を植える鉢も大切です。本郷は焼物の町です。例えに「馬子にも衣装」といわれるように、窯元を訪ね、植木鉢を作ってくれる窯元を探しています。まだまだ人前に出すほどではありませんが、向羽黒山の茶会場、秋の文化祭、山野草会の展示会などに出品しています。
 草花の名前、育て方などわからないことばかりで、先輩方に教えをねがっています。冬季間は冬眠です。早く春が来るのを楽しみにしています。同じ趣味をお持ちの方とともに楽しみたいと思っています。