会津美里町男女共同参画推進まちづくり行動計画に基づき、町内の中学生を対象に、「男女協力」について作文を募集しました。

今年度は39作品の応募があり、男女共同参画推進審議会による厳正な審査の結果、下記のとおり最優秀賞、優秀賞が決定しました。

最優秀賞

「男女協力があったから」

高田中学校 3年 小林奏子さん

 わたしの学校では、文化祭のときに、クラス対抗の合唱コンクールをします。毎年この時期になると、どこのクラスも男女関係なく協力し合い、仲良くなります。

 昨年、わたし達のクラスは、優秀賞・指揮者賞・伴奏者賞の三つの賞をもらいました。しかし、歌う曲を決めた当時は、誰もわたし達のクラスを期待する人はいませんでした。

クラスのみんなも、「優秀賞が欲しい」という気持ちがありながらも、自信が無くてそれを口にすることができませんでした。だから練習態度も、女子は歌うことよりもおしゃべりの方が多いし、男子は遊びに行きたくてフラフラ動きながら歌っているし、声が出ているのはほんの数人しかいない状態でした。

 そんな調子で練習をしていたある日、他のクラスが今どの程度かを見る中間発表がありました。頑張って歌ったのに、先生たちに「声が小さい」と言われました。くやしかった私たちは、それから毎日、女子も男子も一丸となって、練習にはげみました。音程がとれるようになり、みんなに自信がつき、「学校賞」という大きな夢が見えてきました。

 そして大会の一週間前、突然男子がとても大きな声で歌えるようになりました。女子もその声に消されないように大きな声で歌いました。すると、指揮者の人も伴奏の人も今まで以上に上手にできるようになり、その歌を歌っている時、男子も女子も殻を破り同じ人として支えあっている気がしました。

 大会日、学校賞はもらえませんでしたが、先生を感動させることができました。

 合唱を通して、男女協力は、みんなに自信をつけたり、夢をもたせたり、人を感動させたりすることができることを知りました。

 わたしが大人になったら、男女協力の大切さとすごさを教えることができる人になりたいです。

優秀賞

「男女共同参画社会とは?」
高田中学校 3年 小川真季さん

 ある日、父からこんなクイズを出されました。「Aさんが、夕飯の支度をしていると、玄関のチャイムが鳴りました。ちょうど手が放せなかったので、小学生の子どもに応対に出てもらいました。訪問者が『こんにちは、お母さんはいらっしゃいますか』と尋ねると、子どもは『今、出かけていて、家にいません』と答えました。なぜ、子どもはこんなことをいったのでしょう」

 私はずっと考えていましたが、なかなか答えがうかびませんでした。ところが、このクイズを聞いていた姉達は、

「Aさんはお父さんだよ」

と答えました。それが正解でした。私は、料理を作るのは女性だという固定観念をもっていて、Aさんはてっきりお母さんだと思っていました。しかし、Aさんは男性だったのです。

最近は、専業主夫といって家に居て家事や子育てをする男性が増えています。また、病院で看護をする人のことを看護婦さんと言わないで看護師と言われるようになりました。

それは、看護の仕事をする男性が増えているからです。また、タクシー・バス・トラックの運転をする女性、給食センターの栄養技師をする男性もいます。

 私はなんとなく男女共同参画社会というものがわかってきたような気がしました。男女共同参画社会とは、性別による固定観念にとらわれず、男女が社会の対等な構成人として自分らしく生きることができ、あらゆる分野で共に考え、共に行動し、共に責任を担う社会です。

 男女共同参画社会と言われていますが、まだまだ社会的環境が整えられていないのが現状です。近い将来、私も一社会人として働くことになったときには、誠の男女共同参画社会の担い手となるよう努めていきたいです。


「姉の家庭から学んだこと」
高田中学校 3年 田母神奈々さん

 私には、年の離れた姉がいます。姉は、結婚をしていて、子供もいます。小学生の時、そんな姉の家に行き驚いたことがありました。

姉の旦那さんが食事の後片付けをしていたのです。それも、毎日やっているという事を聞き、さらに驚いた事を今でも覚えています。そのときの私には、なぜ男の人なのに家事をやっているのだろうという疑問がありました。

小学生の私にとっては、男女協力という考えが、まだ頭にはなかったのだと思います。

 私は最近、社会の授業で男女共同について学習しました。男女共同参画社会の実現を目指して活動している姿が映っているビデオを見たり、男女平等を真剣に考えている過去の映像を見ました。私は、男女平等になるまでにとても長い時間がかかっていた事に驚きました。また、同じく働いても、女性は賃金が安かったという所にもとても驚きました。今現在は、女性への差別という事をあまり耳にしませんが、そんな事は絶対にあってはならない事だと思うし、これからも絶対になくしていくべき事だと強く感じました。そして男女は平等であり、協力していく事が大切なんだと改めて実感しました。

 私は、この学習をした時に姉の家庭を思い出しました。私は以前、男の人が家事をやるなんてと考えていました。でも今思うと、それは変な事でも、まちがっている事でもなかったのです。今は、どの家庭も、男の人は仕事、女の人は家事と子育てという風に決まりきっています。でも、家事も子育ても男女が協力してやっていくものだと思います。当たり前のようでも、普通はなかなかできていない事のように感じます。そう考えると、姉の家庭は、素晴らしい男女協力でできているのではないかと思いました。そして、そんな姉の家庭は、温かく和やかな雰囲気に包まれている事に気がつきました。男女が協力するという事は、どちらかに負担がかたよらないというだけでなく、家庭の良い雰囲気作りにもなると思います。だから、どの家庭にでも自然に男女協力を取り入れる事ができたらいいのではないかと思います。私も将来、姉のように男女協力でできた素晴らしく、温かい家庭を築いていけたらいいと思います。


「男女協力について」
高田中学校 3年 木村綾佳さん 

 「男女共同参画社会基本法」私は、この法律を社会の公民の授業で学習しました。この法律が施行されたお陰で、男女の区別なく、個人として能力を生かすことができる社会づくりが進んできているそうです。

 今の時代、男女協力はとても大切な取り組みとなってきています。では、男女が協力することでどんな良い点があるのでしょうか。

 まず私は、いろいろな視点から物事が見え、いろいろな考えを持てることがあると思います。例えば、商品などを開発するときに両性の意見があれば、それぞれから見た良い所と悪い所を知ることができ、より良い商品ができると思います。

 つぎに作業の効率が上がるということです。男性の欠点を女性が補い、女性の欠点を男性が補う、というようなことをすれば作業も効率よく進み、なおかつミスも少なくなると思います。このように男女が協力するということにはメリットがたくさんあるのです。

 しかし、改善されてはきていますが、昔から「女性への差別」というものがあります。戦前からの「男は外で仕事、女は家で家事・育児」という伝統的な性別役割分担の意識が多くの人々に残っているのも事実です。管理職にしめる割合も女性がとても少ないそうです。また、「セクシャル・ハラスメント」も問題になっています。

 「男女平等」が大切な今の時代にこんなことがあってはいけないと思います。男性と女性が協力すれば、いいことがたくさんあるのです。そのことをもっと多くの人に知ってほしいと思います。

 しかし、そのためには私たちだけではどうにもなりません。政府の人が「男女平等」についてもっと考え、それを国民全体の問題としてもっと取り組んでいかなければ、この問題は解決しないと思います。そして私は、もっと「男女平等」について考えて、もっと知り、私たちが大人になったときにみんなが笑って過ごせるようにしたいと思います。そのために今は、勉強をがんばり、自分の意見をしっかり持って、一日一日を大切に過ごして行きたいと思いました。
過去の最優秀及び優秀作品
平成20年度 

最優秀賞  

高田中学校 2年 松本奈美さん 題名「祖父ちゃんが台所に立った」

男女共同参画作文コンクール最優秀賞作品.pdf [71KB pdfファイル]

優秀賞

高田中学校 1年 澁川凌平さん 題名「男女協力の大切さ」

高田中学校 3年 澁川真由さん 題名「男女協力について思うこと」

高田中学校 3年 小池伶奈さん 題名「これからの男女協力」

優秀作品.pdf [107KB pdfファイル]